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泉美木蘭
2020.7.23 09:56

「流行ってなかった」と結論していたモーニングショー

現在は「感染の再拡大」ではなく、
「検査の超拡大」だと思います。
しかし『羽鳥慎一モーニングショー』は、
どうしても、「第2波」と言いたいようです。

でも、ふりかえって欲しいですね。
5月15日(金曜)放送の同番組で、
『抗体検査、東京の陽性率0.6%』という速報が入った際、
岡田晴恵氏と玉川徹氏は、こう発言していました。

岡田晴恵氏
「かかった人が0.6%ということは、
99.4%の人がかかってないということになります。
ですから、まだ流行が来てない、と」

玉川徹氏
「驚きですよね。ヨーロッパなんかに比べると
ものすごく低いんですよ。
日本は、なんで死者が少ないのかとずっと言われて
いたんですけど、この0.6%という数字が正しいという
ことなら、感染してなかったからですね」

ライジング:第167回「コロナはまだ流行していなかった!?
迷走モーニングショー」にて詳報

あれほど大騒ぎした3月~4月の感染状況について、
「まだ流行が来てなかった」「感染してなかった」
と、公共の電波ではっきり結論していたのです。

それなら、なぜ今回が「第2波」?

自分たちの発言と完全に矛盾していますし、
またあの高視聴率獲得チャンスがやってきたとばかりに
目の前の数字に飛びついているだけにしか思えません。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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